2019年4月17日水曜日

大観音寺 江戸三十三観音第3番

:東京都中央区日本橋人形町1-18-9

■山・院・寺号 
■宗派 聖観音宗
■本尊 聖観音菩薩
■創建 1876年(明治9年)

『-ザックリ-
ご本尊は鉄造聖観音菩薩の頭部で、鎌倉時代の秀作といわれる。 
もとは鎌倉にあった新清水寺の本尊だったが、火災で落ちた頭部が土中に埋められ、江戸時代に掘り出され、明治以降この寺の本尊となった。』


人形町の駅から歩いてすぐにある。



人形町通りから脇の路地に入る感じ。小さなお堂だ。


毎月11日と17日は開帳の日。
以前は17日だけだったのが、
東日本大震災の時、本尊が東に動くという奇跡をおこしたため、
11日も開帳されるようになったのだとか。


着いたとき、お経が始まっていたので、表からお参りさせてもらう。
頭の大きさが、総高170cm、面幅54cmというから、でかいっすよね。
御前立がいらして、奥に黒くご本尊の頭らしきものが見えたが、はっきりしない、そんなもんでしょ(^^;






境内には、馬頭観音、狐に乗った荼枳尼夭、韋駄天堂や本願地蔵などが収まっている。






この人形町というとこは、散歩するのもいい街だ。
昔の情緒ある風情の店があちこちにある。
そうそう、チンドン屋いた!
いまや知らない人もたくさんいるだろう。



これより歩いて大安楽寺に向かう。



大観音寺東京都中央区日本橋人形町1-18-9
・人形町駅より徒歩1分。


大安楽寺 江戸三十三観音第5番

:東京都中央区日本橋小伝馬町3-5

■山・院・寺号 新高野山
■宗派 高野山真言宗
■本尊 弘法大師
■開基 山科俊海大僧正
■創建  1872年(明治5年)

『-ザックリ-
江戸伝馬町の牢屋敷処刑場跡にさまよえる霊を感じた山科俊海大僧正が発願し、
慰霊のため建立された寺。
当時の寺は関東大震災で焼失、現在の寺は昭和3年(1928)に再建されたもの。』


大観音寺から来ると小伝馬町駅に向かって真っすぐ歩いて10分ほど。
処刑跡地、さまよえる霊、
あの吉田松陰も処刑されたとのこと。
気が重くなったらどうしよう… と思いつつも、
ちょうどお昼時だったせいか、向かいにある十思公園にはスマホ片手にサラリーマンの人たちが休憩している。
前の道は人通りも多く、お天気もそこそこよくて、
あっ そんな暗い感じじゃないんだなと。


境内は小さい。都会だからね。
本堂はガラス戸になって、覗くとたぶんいらっしゃるんでしょう観音様。
見えない…。






弁財天使神
おー 蛇だ。
ご利益ありますように、ナデナデ…。






大安楽寺東京都中央区日本橋小伝馬町3-5
・日比谷線「小伝馬町駅」4番出口より徒歩2分


2019年4月9日火曜日

等々力不動尊 関東三十六不動第17番

本堂
:東京都世田谷区等々力1-22-47

■山・院・寺号 瀧轟山 明王院 満願寺別院
■宗派 真言宗智山派
■本尊 大聖不動明王(秘仏)
■童子 持堅婆童子
■開基 覚鑁上人
 
-ザックリ-
覚鑁上人にお不動様の夢のお告げがあり、役行者が刻んだ不動明王を背負いこの渓谷に来てお不動様を安置したのが始まり。


東急大井町線の等々力駅を、等々力渓谷の矢印のある方に出て、左に向かいすぐ右に曲がると、その右側に渓谷に下りる階段がある。








 サワサワと水が流れ、春の日差しに輝いて、とても気持ちがいい。




散った桜の花びらと一緒にカモもプカプカ~。



ゆっくり歩いて10分ほど。




橋を渡るとお瀧の霊域に。




左に稲荷祠 右に不動瀧




修行の瀧…ずいぶん可愛らしいんだな (^^; もっと ごーー とかいうやつかと…。




階段を上ると本堂に。




本堂
昨日4月8日は花まつりだったのね。



誕生仏




舞台




舞台からの見晴らし、桜はちょっと遅かった。




山門
等々力渓谷から来ると、山門が最後になる。




山門の扁額
満願寺から移築したもので、江戸時代のものらしい。




関東三十六不動第17番 御朱印



等々力不動尊HP
東京都世田谷区等々力1-22-47
・東急大井町線「等々力駅」よりすぐ。


九品仏(くほんぶつ)浄真寺

:東京都世田谷区奥沢7-41-3

■山・院・寺号 九品山唯在念仏院浄真寺(くほんざんゆいざいねんぶついんじょうしんじ)
■宗派 浄土宗
■本尊 釈迦如来
■開山 珂碩上人(かせきしょうにん) 
■創建 延宝6年(1678)

『-ザックリ-
四代将軍徳川家綱公の治世延宝6年、奥沢城跡であったこの地を賜り、浄土宗所依の経典である観無量寿経の説相によって堂塔を配置し、この寺を創建された。』


等々力不動尊に行った後、駅2つのところにある九品仏浄真寺に行く。
九品仏、丈六の如来坐像の9体に会えるお寺ですよ。



九品仏駅を降りるとすぐに浄真寺の参道がある。



参道を歩くと、



正面に浄真寺総門



扁額






仁王門



『別名「紫雲楼」とも呼ばれ寛政5年(1793)の建立である。
一対の仁王像、楼上に阿弥陀如来と二十五菩薩像が安置され、風神・雷神の像もあり、寺域全体の安全が意図されている。』



鐘楼
宝永5年(1708)建立。



境内は綺麗に整頓されて気持ちいい。
さっき猫もいたし(^^



本堂(龍護殿)
釈迦如来がうっすら見えるだろうか。
本堂内に上がってじっくり見ることができる。
阿弥陀如来より、こちらの釈迦如来のお顔が凛々しいように見える。
横も見ることができて、体がちょっと薄い?


左側には五劫思惟阿弥陀如来坐像がいらっしゃる。
あのモッコリ頭は可愛い。
長ーい間、衆生救済の方法を考えてきてるのだから、
ありがたい仏様なのだ。
五劫って215億年だってさ。


またおめんかぶり という行事があって、
三年ごとに奉修される阿弥陀如来二十五菩薩来迎会のこと らしい。
浄土(彼岸)の三仏堂から、穢土(此岸)の本堂への懸橋を信者が菩薩のお面をかぶり行道する儀式だそうだ。



三仏堂の一つ
三仏堂は三棟あり、上中下の三品をさらに上中下に分けたもので、
九体の阿弥陀如来がいらっしゃる。



阿弥陀如来坐像のお顔がそれぞれ少し違いがあって、
皆イケメンだ。
本堂の釈迦如来より若い感じがした。
螺髪が青い! 経典にある如来の特徴の一つらしい。

現在九品仏の修理が始まって、一体づつ遷座しているということで、
八品仏になっている。



というわけで、1000円の奉納と簡単な写経でこちらの御朱印がいただける。
阿弥陀如来御朱印



で、通常版
御朱印



かわいくて大好きな
五劫思惟御朱印



九品仏浄真寺HP
東京都世田谷区奥沢7-41-3
・東急線「九品仏駅」から徒歩3分